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ざっくばらん手記「ばんびじゃーなる」

あなたは私が月に帰ろうとしていることを知らない

つらい毎日。

過去の自分の予感は的中、ほどよいバランスを全く維持できずにメンタルぐらんぐらんである。

 

早くも結婚式の時の写真を見返せない。

アルバムも届いたけど、開いてない。

あの時より肉付きがよくなったから。

自分でも馬鹿だなぁと思うが、なんとも幸せそうな顔で写真におさまっている自分に違和感しかない。

なにこれ、本当に自分?

こんなに毎日まいにち自分が醜くて仕方がないのに。

 

腹の肉をつまんで、そのままぼろぼろと取れないかとねじる。

皮膚が赤くなるだけでもちろんとれるわけなんてなく、そうしたまま1分に一度くらいぶわーっと泣きたい波が押し寄せる。

誰か早く人間ピーラーを開発して。

痛くても入院でもいいから、そういう類で凡人でも出来る手軽なものが開発されないかしら。

わたしには作れないので、誰か。

 

先週、一週間ほど生まれて初めての薬を飲んでいた。

自費治療扱いのピル。

何度数えても、(いつも通りであれば)新婚旅行の後半にがっつり生理が重なるから、いわゆる月経移動というやつをやってみることにした。

副作用も多少出たが、なんとか忘れることなく、逃げることなく飲み切り。

産婦人科の先生が教えてくれたよりも少し早いけど、生理もどきもちゃんときた。

あとはそのもどきが終わってくれるだけなんだけど、なんだかいつもの生理の時よりも異常に浮腫んでいて、これがまた大変つらい。

顔なんて、ここ最近見なかったくらいめちゃめちゃ浮腫んでいるというか、腫れていて。

はぁーーーーー。

自分は、毎日日々醜くなっていく。ように感じる。

常に昨日の自分の方がマシって結構つらい。よね。あは。

 

そして喉風邪はまだいっこうに治らない。

処方薬を飲んでもいまだに声があんまり出ないし、毎日微熱。

おーい、なんでだよー。

なんでこのタイミングなんだよー。

 

毎晩明日にならなければいいと思いながら眠りに落ちる。

嘘のように聞こえるが、本当。

 

昨日は、もし明日の朝起きた時にわたしが死んでいたら、どういうお葬式にしてほしいかという話を主人にしているうちに寝落ちた。

お花はね、やっぱりオレンジ色を使ってほしくて、そう、高砂装花みたいに。

あとは、わたしがブロッコリーが大好きだからブロッコリーも置いてほしくて。

茹でてマヨネーズ置いておいてもいいよ。

ブロッコリーは好き勝手にゲストが食べていいの。

結婚式に来てもらった人と、バレーの人は全員呼んでね。

楽しいお葬式にしてね。

BGMはブルーノマーズがいいな。

あ、結婚式の時のBGMそのまんまでいいよ。

あのBGMリストのファイル、どこに保存されてるかわかる?

ちゃんとエンディングはThousand Milesにしてね。

その後ラ・ラ・ランドだよ。

とかまでは話していた記憶があるが、その後はない。

 

また朝になって、嫌いな顔に化粧を重ねて。

ああ、こんなこと、なんて時間の無駄なんだろうと思うけど、やらないわけにもいかなくて。

でも、誰がやらないわけにはいかないって決めたんだ。

メイクなんてくそくらえ。

とか、頭の中で悶々と思いながら支度するのだ。

 

今夜はもう少し早く眠りたい。

でも、また明日が来るのが面倒くさい。

自分のことを嫌い続けるのって、結構面倒な作業だ。

 

もう一度、猛暑がきたらいい。

夏バテで食べられなくなって、やつれている自分のほうが好きだ。