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ざっくばらん手記「ばんびじゃーなる」

私がかなしみ疲れる前に

昔は意味なく角度のついた眉毛をしていたけど、今は正直あんまり手入れ自体していないくらいの生えたままの眉毛だ。
自分の感覚として、メイクオフした時に眉毛がごっそりないのだけはちょっとやだなぁと考えているのもあるんだけど。

おしゃれ雑誌では、当たり前のように服装に合わせてメイクを変えるきらきら女子たちが踊っている。
そしてきっと現実にそういう人ももちろんいるだろう。
だけど、私には無理だ。
化粧品のバリエーションを揃えておくことも(お金かかる)、それを整頓しておくことも(面倒くさい)、そして何よりある意味では自分のシグネチャーであるこの顔以外の自分で外にいることも(すごく不安)。

馴染みのない色を肌に乗せるというのは、結構勇気のいること。
そしてプラスばかりではなく、マイナスすることもテクニックだと知っているけれど、“普段やっていることを(あえて)やらない”のも、非常に勇気がいる。

新しい色にチャレンジしやすいのは、リップカラーやネイルカラーだと思っている。
それは私レベルの人にもトライしやすくて、リップは何色か持っているし、実際に洋服の雰囲気に合わせて選ぶこともよくあった。
特にリップは、ある程度支度が済んだ後に最後の仕上げとして付け加えられる(最初からトータルコーデ全体を考えなくていい)から簡単というのも大きい。

そしてリップの色が変わると、気分が変わるというのは実際にある。
しかもプラスの方に。ちょっと高揚するというか。
だからメイクをいつもと変えることで起きるプラスの作用は、自分でもあるんだろうとわかっている。
けど、それ以上の手を加えることができない。
急に大きな大きな階段に感じて(なんなら壁)、とてつもない勇気がいる。

私にとっての“普段メイク”は、身だしなみでもあり、自分にとっての安心材料だけれど、その安心材料を“遊び心”ととらえられる余裕がある人が、きっと毎日(もしくは仕事のない日に)様々なメイクを楽しんでいるんだろうなぁと羨ましく思う。
私の場合は、メイクが自分の中で楽しみではなく防御として確立された時から(つまりそれって最初から)気持ちの余裕なんてなかったんだろうなぁ。

とかなんとか、そんなことを思いながら、いま、私の中での「メイク」というものを簡素化しようとしている最中である。
シミがあっても、シワがあっても、いいじゃない。
年を重ねていくことに逆らわない。
それって、いろんなステップをマイナスしていくことなのかなと思い始めた。

でも、やっぱりいきなり顔から取り掛かるのは、前述の通り勇気がいるので(今まだ仕事してるし)、最近手始めにジェルネイルを卒業した。
裸の爪で生活してる。
最初はちょっと恥ずかしくて、でもすぐに何とも思わなくなった。
次はヘアカラーをどうにかできないかなと思っている。
今は全体が茶色、もみあげとえりあしにハイライトを入れている。
ハイライトは残しておきたいから、代わりに全体染めをやめようかなーと。
茶色から一旦黒に戻すという案。
黒髪なんて、高校受験の時以来だよ…!
これは本当に本当に超絶似合わないと思うんだけど、きっとギャップがあるのは最初のうちだけでじきに慣れるんだろうなぁ。
むしろ黒髪のほうがハイライトは映えるはずだから、それはちょっと期待もしてるんだ。るんるん

生まれながらにして素が美人だったらさ、こんなにいろいろ考えたりしないんだろうけどさ。
そうじゃない自分にはもう慣れたけどさあ。
ぶつくさ言いたくなる時だってあるのサ。
でも、着飾ることよりも、怠惰じゃなく、意図してベーシックな自分に戻っていく、それって結構格好いいことなのかもなぁ。

 

 

(思いつくままに打ちこむと、いつも以上にわけわかんない文章になるね!)