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ざっくばらん手記「ばんびじゃーなる」

真っ白な靴についた泥すら愛しい

新婚旅行から帰ってきて数日が経った。
楽しかったなぁと思うと同時に、結婚にまつわるイベント事がようやくひと段落してほっとしている部分も大きい。

 

新婚旅行というのはとても不思議な体験だったと思う。
大袈裟かもしれないけれど、なんとなく「ふたりだけの世界」を経験したような気持ち。

細かくは予定を組むこともしないまま異国の地へと渡り、前日、もしくは当日の朝にその日のやることを二人で相談して決める。
夫婦して旅慣れをしていない割には、行き帰りなど大まかなアウトラインだけを決めて先に渡航するという結構な荒業だったのだけど、幸いにも英語圏だったからコミュニケーションには困らず、むしろこちらから積極的に話し掛けて情報収集をして。
太陽が昇ると目を覚まし、太陽が沈むと家に帰り明かりを暗くしだす。
肌で感じる太陽の動きに合わせて、計画的はんぶん、冒険はんぶん。
太陽に忠実に活動するとこんなにも気持ちがいいのかと、はっとした。

 

渡航先オーストラリアは、グルテンフリーやローカーボ、ヴィーガン向けの食品が大変充実していて、わたしは日本にいるよりも好きなものを気持ちよく食べられた。
しっかり食べて、しっかり動く。まさにそれの毎日だった。
まぁ、にしても気ままに食べていたから反動がくるとしたらこれからだから、うん、まぁ乗り越えるしか。ないね。
出発前の切羽詰まった感じはいまは落ち着いているので、現時点では反動がきたとしても対処できそうな気持ちがしている。

 

帰国してから写真をLINEアルバムにあげようとして、初めてアルバムには1000枚がアップ上限なのだと知った。
わたしはそこまで熱心ではなかったのだけど、主人の写真枚数の多いこと多いこと。
見返してみると、わたしの後ろ姿が多い。しかも小さめの後ろ姿。
うーん。そうか。わたしっていつもきっとこうやって自分が気になる方へ、音のする方へとスタスタ歩いていってるんだなあ。
この自分の背中を追っかけつつ見守ってくれているのが主人なんだなあ。
(でも、追いつけなくて駅で意図せず撒いちゃうこともあるんだよね。成瀬で乗り換えの時に気が付いたらはぐれていたことが一度ある)

 

もちろん(?)ソフトバレーボールと携帯用空気入れをスーツケースに入れて持っていった。
グレートバリアリーフのグリーン島で遊んだけど、いつもと違う場所で、いつもしていることをするって、すごく不思議でワクワクした。
シドニーのマンリービーチでは、現地のビーチバレーボーラーたちの練習を見ていたら居ても立っても居られずその人たちに声をかけて、ボールを借りた。
ソフトバレーボールで出会ったわたしたちが、新婚旅行先でもソフトバレーボール!
バレーとデートだとバレーの割合の多い私たちらしかった。

 

もともと旅をすることにあまり魅力を感じるタイプではなかったけれど、旅がすきな人達の気持ちが今回とてもよくわかった。
特に学生時代以来二度目の海外だった主人は、すごく五感を刺激されたようで。
俺、本当にこれからたびたびの海外旅行を目標にしようかな。なんて言ってる。
いっしょだと何処へ行ってもたのしいね。
今度はどこで対人パスしようかね。

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