結論は急がないで
確かに入籍して苗字が変わったが、それよりも彼との出会いそのものが、文字通りわたしの人生を変えたと思う。
先述の摂食障害、主に過食症の症状はおさまり、もちろん過食したい衝動などいくらでもやってくるが、するくらいなら彼に甘えまくろうと思うとどうにでもなる。
彼がそれを受け止めてくれることを知っている。
彼が美味しいと思うものを、
美味しいと言いあいながら、時にはわたしは好きじゃないなんて言い合いながら食べたい。
なんて美しい感情だろうか。
ただ、痩せたいと思う気持ちは今後一生消えることがないだろう。
でも、語弊があるかもしれないが、きっとそれでいいんだと思う。
そう思い続けることがわたしがわたしであるための生き方に感じる。
自分に求め続けること、自分に課し続けること、自分を嫌いであり続けること。
すべて自分の中で生まれる感情に則ってでやっておきながら苦しいけれど、それが続くことよりも今怖いのは、このちょうどいいバランスが崩れた時がきたときに自分がちゃんと耐性を持っているかどうか。
このままぬるーく居てはきっといけない。
このぬるーく居られている時間に休憩もして、自分の個としての力もつけておかないと。