どうぞこの機にご一緒に九州へお越しください！

と言われているかのようなタイミングで、2月末に彼が友人の結婚式参列のため佐賀へ行くことになり、そこに彼のご両親へのご挨拶を重ねることになった。

実はその日はわたしの誕生日の前日だったのだけど、最初は「また今年もわたしの誕生日の週末、結婚式なの！？」（付き合って初めてのわたしの誕生日当日も、彼は福岡で友人の結婚式だった）と拗ねていたけど、このご用事となれば話は別。

そもそも福岡にいらっしゃるご家族と、面と向かって話ができるのはわたしのみならず彼も貴重な機会だったから、しっかりと準備をしていこう！と頑張った時のお話。

日帰りはないだろうと思っていた。大変そうだし。

土曜日にご挨拶と結婚式、一泊して日曜日に帰京。そうプランを立てていたが、探せど探せど宿がない。なぜ。

ホテル業界に勤務している友人に調べてもらったら、なんとあむろちゃんの引退前最後の福岡公演と、えぐざいる系グループのライブと、薬剤師の国家試験とが重なっているという。なぬー！？

2か月も前のタイミングで宿を探しているのに見つからないんじゃ、これ以降に見つかるわけなんてない。致し方なくプランを日帰りに戻すことになった。

行きは羽田7時半発、帰りは福岡21時過ぎ発のフライトをおさえ、次いでにすでに日程が決まっていた3月の両家顔合わせ分のフライトも押さえた。2月も3月も同じ時間帯のフライトだったから、日帰りの予行練習ができるのは少し安心だった。

今度は服装。彼は朝からスーツを着ていくから、その隣にいてもおかしくない格好でないと。

過食癖は落ち着いてはきていたものの、それでもめちゃめちゃ太ったには変わりなかったので、手持ちのワンピースすらろくに着られない状態。

ぎゃーやばい。やばすぎる。ワンピースですら着られないくらい太ったなんて。

そこでまたどん底に投げ飛ばされるが、投げ飛ばされっぱなしではいられない。慌ててファストブランドで紺色のシャツワンピース（もちろん膝丈）を購入。

手ごろなお値段でいいものを見つけられた。ラッキー。

準備をしていても、あんまり実感がなかった。初めてお会いすることも、ご挨拶に伺うことも、これも結婚に向けての一歩であることも。

実感ないなー、実感ないなー、と思っているうちに時間が過ぎていった。

みんなそういうもんなのかなぁ。