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ざっくばらん手記「ばんびじゃーなる」

赤裸々に、ケセラセラ

わたしの両親への挨拶が済み、今度は彼のご両親へのご挨拶。

の前に、わたしはどうしてもどうしてもやりたいことがあった。

 

婚約指輪探し。

結婚式は特段やりたくないし(これについてはまた別に書く)、結婚なんて入籍届だけ出せばいいと思っていたが、婚約指輪だけは欲しかった。

ウェディングドレスには微塵も憧れがないのに、婚約指輪と結婚指輪にはなぜか特別憧れがあった。

なんでだろう?母がそうしていたわけでもないのに。むしろ母が指輪をしている人じゃなかったからなのかなあ。

大きな石である必要はまったくない。

むしろしまっておかずにどんどん着けたいから、日常使用して不便のないサイズがいい。

 

ところが、別の記事で触れているように、わたしのしてもらったプロポーズは“事後プロポーズ”なのでプロポーズの時に指輪をいただくことはなく。

なので、これも、そうこれも、わたしが自ら欲しいと言わないといけなかった。笑える。笑えない。

そして彼は、おそらく疎いので指輪が出来上がるまでに結構な時間が掛かるということを知らない。

婚約指輪が欲しい、仮にいただけるなら両家顔合わせに間に合わせたい、もうあと二か月しかない、すぐにでもおねだりしないとだめ。笑える。笑えない。

 

そりゃあできれば言いたくない。悟ってほしい。

購入した結婚情報誌についてきたリングカタログを熱心に見る素振りを見せても、いまいちリアクションがない。

はーーー。やっぱりはっきり言わないとだめかぁ。

どういうタイミングだったかなぁ、わたしはまた自分から打ち明けなければと決心するのである。

 

わたしはせっかち。そして非効率的なこともイライラにつながりやすいタイプ。

小分けにしていろいろ言い出しても効率的じゃないと考え、指輪が欲しいことも含めてぶわーっと諸々をまとめたぱわぽ資料を作った。半ばプレゼン資料。

ぱわぽにまとめようと思った理由、目次、全体のタイムライン、今日の時点で決まっていること、顔合わせに向けての準備物、自分の現状(収入、貯金、月の大体の出費)、希望(結婚式、仕事、引越し、家、家族)、目標などなど。

婚約指輪のことは、顔合わせに間に合わせるとしたらすぐにでも発注が必要と書いて、気になるブランド(結局ここで婚約指輪も結婚指輪も購入した)のURLもぺたり。

婚約指輪がほしい!ということを強調したくなかったし、買ってもらうばっかりはわたしの本望ではなかったから結婚指輪はお互いに送りあう(お金を出し合う)というのはどうかなぁという提案も入れたり、希望の欄にはスペースを設けて話し合いをしながら彼の意見も書き込めるようにしたり、当時のわたしが出し切れる情報をみっちりを詰めたスライドが出来上がった。

 

さて、いよいよそれを披露&話し合い。

スライドのお披露目の時はちょっと恥ずかしかったけど、まぁでも隠しておこうと思ってる情報じゃないし、お互いの意見を早い段階で共有しておくに越したことはないと思ったから堂々と!

ぶわーっとわたしの意見をまず述べて、そこから彼の意見を聞いて、スライドに書き足していった。

例えば顔合わせでそれぞれの父親に婚姻届の証人欄に署名をもらってしまおうとか、婚約指輪も間に合うようにすぐ見に行こうとか、大変ありがたいことに大筋で彼はわたしの意見に同意をしてくれた。

 

そして新しい案も彼から出てきた。入籍の日付。

もともとは彼の仕事が忙しい6月末までは待って7月中には、と話していただけで。

具体的な日にちについては、スライドにも「今後お祝いする日付になるからどうするか二人で考えたい」としか書いてなかったけれど、もともと付き合った記念日だった7日に関連して8月7日はどうかと彼が提案してくれた。

彼の苗字には「花」という字が入っていて、その話を聞いて小躍り。なにそれちょういいじゃない!ハナの日!

わたしは自分の母から「入籍なんてしようと思ったらすぐできるのになぁ、まだ先かぁ」みたいなことはちらっと言われていたので、絶対7月より先にはしたくないと言っていたものの、その気持ちすら吹っ飛ぶナイスアイディアだった。

 

式場見学の時に、8月7日はハワイ語の“オハナ(家族)”に掛けて入籍日や結婚式の日として選ぶ人もいるんですよーとも教えてもらった。

「家族」。

結婚って、本当に当人たちのことじゃない。

それぞれの家族とたくさんたくさん話して、少しずつ結婚に向けて歩いている実感がある。

だから夫婦という言葉よりも、響きが好きだなぁ。

とてもいい日付で、気に入っている。あとぴったり3か月。