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ざっくばらん手記「ばんびじゃーなる」

何色がどこから咲こうとも

紫陽花の、同じ株からいろんな色が生まれるところが不思議で、とても好き。
どうやら酸性とかアルカリとか土の成分によって咲く色に差が出るらしいのだけど、同じ場所から咲いているように見えるのに色とりどりで、なんて繊細なんだろう。

 

さて、すごく文字にしにくいことを書く。

男の子らしさ、女の子らしさって何だろう。

友人のお子さんの男の子は、電車やバスが好きで、外でよく手を振るという。
「やっぱり男の子なんだねぇ」と言った自分がいて、ふと思った。
電車が好き、バスが好き、は、果たして本人が選んだことなのか?
男の子だから“やっぱり”電車が好きと思った自分はなぜ?と。

例えば、電車のおもちゃ、お花のおもちゃ、ぬいぐるみ、積み木、など選択肢の中から子供本人が電車を選んだとしたら、それは電車が好きと言っていいと考える。
でも、きっと男の子には(なんとなく)電車のおもちゃが与えられることが多いと思うの。
男の子はきっとそれが好きだろうというイメージ(?)が強いから。
(言いたいことがまったくまとまってくれないのだけど、つまり)電車だけを与えて、「イコール電車が好き」ということにはならないのでは?と思ったということ。

男の子だから・女の子だからという偏見のような決めつけで、好みの選択肢を狭めているんじゃないかって気が付いたの。と、主人にも話した。
少し会話をして、結論が出たわけでもすっきりしたわけでもないんだけど、そうやって疑問に思ったこと自体を共有しておくと安心する。
私はこういうことが気になります!を知っておくのって結構大事だ。
だからこそ、話すと安心するんだと思うけど。

自分が妊娠するまで気付かなかったと思う。なんとも思わずにいたと思う。
皆そうなのかもしれないけど、他にも妊娠してから気が付いたことというのがたくさんあって、改めてこれからの責任などを感じ始めている。

これを、紫陽花のエピソードから書き始めたニュアンスって、伝わったりするのかなあ。難しいかなあ。

片道切符でも、あなたとなら

書くよ。


今日で妊娠が継続して108日目となった。
先日仕事帰りに立ち寄った無印の試着室で、マタニティデニムがぽよりとフィットしている自分の姿を鏡で見て「えっ、完全に妊婦じゃないか」と今更びっくりしている。
唯一履けていた2本のデニムが少しずつぱつんぱつんになってきていたところだった。

安定期に入るまではまだあと数日ある。
何をもってしていつ安心だとかがないので、フルオブハピネスというよりは、基本的には常に不安が最初にきて、あとは常に疲れやすいことにひーひー言っている。
あんだけ週2・週3で運動や気まぐれ筋トレだってしていたのに、その体力も筋力もこんなにも役に立たないものかと呆れながらつわりつわりの毎日で、今週くらいからやっと気持ち悪い頻度がすこーし下がってきたように思う。
まだゼロにはならないようなので、怖くて平日のランチはまだ抜き気味(もしくは軽めのおやつや飲み物で代用)だ。


予感は、割と早い段階からあった。
朝から晩まで、前の日の睡眠時間に関係なく兎にも角にも眠い。
こんなの今までなったことない。本当にそう思った。

当時、私が欠けると新たにメンバーを補充してもらわなければならない大会を含めて、数週間先までソフトバレーの予定があり、検査薬は意図的に少し早めに使用した。
うっすら陽性反応があった時、喜びよりも諸々の先のことのほうが心配になった。
あらま。やっぱり。いつどのタイミングで相談しよう。という感じ。

もちろん、嬉しかった。待ってもいた。
半年間自分達でトライしてだめだったら、然るべき治療のために早めに受診したい、しよう、という話も主人としていた。
その半年が過ぎようとしていたタイミングだった。
でも判明した時は、喜びとは少し違う気持ちの方が勝ったと思う。
本当に出産までたどり着けるだろうか。今喜んでしまってぬか喜びにならないだろうか。
そういう気持ちたち。

判明して間もないうちにつわりが始まり(一般的に言われているよりも少し早かったと思う)、毎日毎日気持ち悪かった。
GW中は、ほぼ寝たきり。吐きはしない(でも吐きそう)んだけど、とにかくひたすらに具合が悪かった。
過ごしている日数とお風呂に入った回数が合わなくなるくらい毎日ただ家にいて、横になって眠った。
たまたま10連休だったけど、心底10連休でよかった。
あれ普通の平日だったらちゃんと出社できていたんだろうか…。

今週に入ってやっと少し気持ち悪さのレベルが下がってきたかなと思えば、今度はボトムスが入らない。
それが冒頭に書いたことである。

いわゆる安定期に入るまでこの類のことを書くのは待つかなと思っていたけれど、例え明日(次の検診日)、胎児に異常が見つかったって、それも私の人生だし、これまでのことをなかったことにしてバレー生活に戻るのなんて到底できない。
自分だけがぱたんと突然バレーや筋トレができなくなって、最初の頃はイライラしたこと。
区役所で母子手帳をもらった後、出産応援事業の面談を受けてベビー用品のギフトカタログをいただいたこと。
そのカタログを母にも見てもらって「これがいいんじゃない」とアドバイスをもらったこと。
主人と一緒に病院からの書類を一字一句読み合わせをして、いろんなリスクと称されたことも理解しましたよ、と署名した時間。
うーうー唸って横になっているしかできない私よりも、数時間も遅く帰ってくる主人が家事をしてくれた時間。
行く末がどうあれ経験は経験、卵が大冒険をして教えてくれたこと。
と、思うから書いた。

軽蔑する人もいるかもしれないけど、何が起きても素直に書くと思う。
だってここはわたしが自由にしていい場所のはずだから。
不快に思う方がいたら申し訳ない。
今後Project Bのタグをつけるので、付いていたら読み飛ばしてください。


心から申し上げておきたいのは、これらが自慢などではないということです。
子供が欲しいと思い長期ではないにせよ妊活をした人間として、妊娠を継続するというのが非常に奇跡的であることは深く理解していると思っています。
私も苦しいと思ったし、私以上に苦しい思いをされている(された)方々はもっといる。そのことは知っているつもりです。
ブログの1ポスト目にも記していますが、ここは、一女性のただの「盛大なひとり言集」です。
誰も傷つけたいと思っていない。
なにごとも、素直にひとり言を重ねていきます。
本当に、それだけの意味です。

余計と思いましたが、私もいろんなブログを読み漁り、勝手にひねくれた解釈をして不機嫌になってしまったこともあったので、最後に添えました。

かさばる音ばかりの朝

昨日は、目覚ましのアラームが鳴る前から頭が痛くて目を覚ましていて、起床時間になってもよくならない。
どうせ大した仕事もないのだし、とそのまま会社を休んだ。

昼過ぎに、さすがに水分補給くらいしないとと思って起き上がると、頭全体がドクドク脈を打っているような感じになり、水を飲みこむ振動すら頭に響いて痛かった。
あれ、これだめだ。
無理やりコップ1杯のお水を飲み干して、すぐまたお布団に戻った。

夕方、また目を覚ました時に水分補給をする。
起き上がった時のドクドク感は減ったけど、まだ変わらず痛む。
少しお腹がすいていた気がしたから、主人のおやつストックの中からビスケットを探し出して、それを食べた。
美味しいんだけど、やっぱりお腹すいてないかも。
そう感じながらまたお布団に戻った。

ほぼ19時、また目が覚めた。
やっと少しさっぱりして起きられた、かなりマシになってる。
おぉー、よかった。
もう夜ごはんの時間だ、と思うけど相変わらず食欲なし。
まぁこんな日もあるかなと思いごろごろ。
この日は一日中重たい雨で、室温もいつもより低く寒かった。

何時ごろ帰られそうだよ、と主人から連絡が来ていたが、その時間よりも遅れて「今会社出たよ」の連絡。
主人の仕事は今がまさに一年で一番忙しい時期なので、こんなもんだとわかっている。
のに、主人が帰ってきたらぽろぽろ涙が出た。
確かに心細くはあったけど、別に泣くほどのことでもないのに何故か泣いた。
わたしは本当はかなり心細かったらしい。
ほんの少しだけぐすぐすして、主人に涙拭いてもらって、主人の夜ごはん(主に味付き海苔)を少しつまみ食いした。
泣いたの久々だったなぁ。

日中あんだけ寝てたのに、夜も普通にすんなり寝た。
どんだけ寝るんだ、わたし。

もうあんなに頭痛くなりませんように。

それはまさに私が二人いるようなこと

職場の人と必要以上に関わるのが嫌いだ。
お酒は大好きだけど、職場の人とは全然飲みたくないし、相手をよく知りたいとも、自分を知ってもらいたいとも思わない。
私生活と完全に切り離したいタイプで、特にSNSで繋がりたいとは全く思わない。
なのに職場の人に友達申請されると(職場で顔を合わせるだけに)拒否しにくいので嫌々承認する。
現状フェイスブックがそれである。
アカウント消してしまいたいとも思うけど、数少ない昔の友達などフェイスブックがあることで繋がっていられる人たちがいるのも事実で、その人たちのことを考えると「とりあえず職場の人抜きのリストでも作るか」ということになり、今のところそれで対応している。

前の職場で、上司から「昨日何も考えずに友達申請してしまった。これってパワハラでもあるよね。こちらの考え不足で申し訳ない、嫌だったら拒否してね」とメールをもらったことがあった。
確かに申請が来ていて、その時も「うーむ」と思いつつ承認したんだけど、まさかそんな言葉をかけてもらうとは思わず驚いた。
その方はすごく自然体と言うか、上記のような言葉もごく自然にお話になる方だった。
言葉を掛けてもらった時もいやらしさは感じず、こちらもすんなりと受け取った。
結局「お心遣いありがとうございます」と承認したままで残し、退職してからいいねなどのやり取りをするようになった。

何が言いたかったんだっけ。えーと。
そうやって自らあまり深く関わらない状態を作っているけれど、それはそれで疲れる時もあるということ。
「壁を作っています」というオーラを出し続けるのも疲れる。
不思議だよね。好き勝手にしてるはずなのに、周りをとても気にしながら、そうやって疲弊してる。

フェイスブックなんて、ここ数か月であまり開かなくなった。
通知の類も全部止めたいんだけど、その設定すら面倒で触りたくない。
ていうか、そう設定しているつもりなのにどうして通知来るんだろう。確認もしたくない。はー。

でも、最悪フェイスブックは切り捨ててもいい。ついったーがあるねん!わたしには!
そこだけは、もう絶対に職場関係の人には踏み込まれたくない。
踏み込まれた暁には、本当に本当に気が狂ってしまう。と思う。
それだけツイッターでやり取りさせていただいている皆様には、(やり取りさせていただくことで)ささくれた心を撫でていただいているような気持ちで、感謝しかないのです。

なんてつらつら書いてきたけど、いわゆる社会人としての最初の職場では、先輩とディズニーランド行ったり、仕事後にご飯に行くこともあった。
いい距離感を保ちつつ、でも末っ子だったから可愛がってもらった記憶がある。
いつからこうなっちゃったんだっけな。

割れないしゃぼん玉も、落ちない紙飛行機もないね

義母の兄が亡くなった。今夜、主人が福岡へ向かう。

我々の結婚式で、乾杯の挨拶を引き受けてくださった方だった。
福岡にお住まいのため、昨年の結婚式当日に初めてお目にかかり、その後年始のご挨拶で会ったのが二度目だった。
口数は多い方ではなく、お年のせいもありモゴモゴと喋る。
そんな彼にぴったりの、元気いっぱいでおしゃべりの奥さんがいるのも印象的だった。
その奥さんが喪主となる。
私に「素敵なお名前よね、かわいいね。結婚式の招待状とってあるよ!」と話してくれた人だ。

私は記憶の限りでは一度しかお葬式を経験したことがない。
中学校か高校に上がってから、小学校6年生の時の担任の先生が亡くなった時だけ。
主人から電話で訃報を受けた時、何してあげたらいいんだっけ?とちょっと焦った。
あ、そうか。喪服と、おかね、お香典か、薄墨のペンは家にある、靴下もベルトも黒ね、それで、えーと、飛行機、飛行機取らないと。

命の終わりと始まりに、なんとなく不思議なものを感じた。
私の父方の祖母は、妹の誕生日の前日に亡くなった。
聞いてみれば、母の父(私の母方の祖父ということ)は、母の妹(叔母)の誕生日に亡くなったらしい。
今回のことは、今日がお通夜、明日がお葬式だそうだが、明日は主人の誕生日だ。
ただ日付が重なった、もしくは近いだけだが、なんとなく。

気乗りしないなぁ。
死化粧された顔見たらいろいろ思い出すんかなぁ。
昨夜主人は言った。
どういう言葉を掛けるのが正解なのかわからなくて、「きっとみんなそうだよ」としか言えなかった。

飛行機で向かうことには変わりない。
安全に、帰ってきてね。
行ってらっしゃい。

灯りがさすらっていく跡をなぞって

明日の夕方、ネイルの付け替えの予約を入れていて、ネイルのデザインはクリアっぽいダークブラウンにしようと思っている。
色味や雰囲気など、上手く口で説明する自信がないため、ネイルは毎回「これにしたいです」と画像を持っていくようにしているが、それでも期待していたような仕上がりにならない時もある。
なかなか画像の中の色に近づいていないように見えたり、色は素敵なのに自分の肌に当ててみるとなんか違ったり。
思い描いているものを具体化するというのは、結構難しい。

そしてネイル後は、ネイルサロンの近所にあって、とってもとっても大好きなタイ料理屋さんを夜ごはんとしてテイクアウトする!と決めている。
はやく食べたいよ~。
パッタイも、ガパオも、グリーンカレーも食べたくて。
選べないし、せっかくテイクアウトするから全部買ってしまおうと思っている!
パッタイは、あまーい味付けのライスヌードルと、しゃきしゃきもやしと、まぶしてあるピーナッツでとても美味しい。
ガパオは、タイ米のおいしさに目覚めたメニュー。
容赦ない大盛り盛り(誤字ではない)で来るんだけど、さらりとしているタイ米のせいか、わしゃわしゃいけちゃう。
カレー系は自ら注文したことはなかったんだけど、サービスでグリーンカレーを少しいただいた時にその美味しさにびっくりしたの。
甘いようで爽やかにピリッと辛くて、タケノコなどなど具沢山で、スープとしてもいけちゃうような。
このお店もそうだけど、タイ料理はお店(とその時の料理人)によって多少味の幅があると思っているから、タイ料理をどこででも食べるわけではないけど、このお店は好きで思い出したころに食べに行く。
前の家の時はお店にもっと近かったから、しょっちゅうテイクアウトしてたなあ。

明後日の夜は、フライングで主人のバースデーディナーでイタリアンを予約してある。
お誕生日自体は来週の平日なんだけど、前倒しする?後ろ倒しする?と聞いたら、前倒しがいいそうなのでそのように。
初めて行くところだけど、割といつも店内が埋まっていて、一度訪れた時も予約で満席で入れなかった。
主人も気になっていたお店だったから、やっと、満を持して!

今まで食べ物を楽しみにするということがあまりなかったのだけど、行動範囲が狭まってからそれが急に一変してきたよ。
予定イコール食事だから。(笑)
食にはあまりいい思い出がないけれど、美味しいと感じるものが増えるっていうのは相当な量のハピネスなんだなあと、ぼんやり考えている。

打ってはバックスペース、打ってはバックスペースの繰り返しができるタイピングとは違って、人生はいろいろとやってみないと分からないのに、起きたことはなかなか消せない。消えない。忘れにくい。
うまくいかなくても、失敗してもいいんだろうけど、誰だって傷は少ない方がありがたい。
何が傷になりうるのか、予兆の段階で摘めたらいいけど、そんなのできないことの方が多い。
何が言いたいのかというと、特に何かを言いたいわけではないんだけど、でも、何が起きても動じないということはきっと大切だしすごいことだけど、大人だって動じてもいいんだ。
と、自分に言い聞かせている。
開けてみて空っぽだろうと、Jack in the boxだろうと、明日の夜ごはんはパッタイの予定で、明後日の夜ごはんはイタリアン。
食べたらきっと眠たくなって、そしたら寝たらいいし、きっと主人はいつもと同じように隣に寝てくれる。うふふ。

今日も冷たいお水がおいしい。明日もそうでありますように。

マグネティックな出会いに乾杯

ふと、思い返してみる。
主人とのお付き合いが始まった時、もちろん確かに「好き」とは思っていたけれど、ゴオゴオとものすごい音を立てて燃えるような情熱的な何かがあったかと言われればなかったと思う。
それよりも静かに、でも途絶えることのない灯りというか。
ゆらりゆらりとなんとなく点いているようだけど、ちょっとやそっとじゃ吹き消されることがないように見える感じの。そういうのだったと思っている。

いつもであれば、7日なので記念日夜ごはんと称してお外で食べるけれど、今日は連休明けだし早く帰ってくるのちょっと厳しいなぁという主人と、久々の出社できっと安全に家に帰ってくるので精いっぱいだと思うなぁという私だったので、今日は別々のおうちごはんでも仕方ないね、と話してある。
主人はなぜか記念日に関してだけはマメなので、どんな繁忙期であろうと毎月一生懸命仕事を早く切り上げて帰ってきてくれるのだけど、こういう日もある。全然だいじょうぶ。

記念日が近づくと、昔のことを思い出したりもするけれど、何より主人に対してありがとうという気持ちになる。
おおお!これだーー!!!これだーーーーー!!!!!などと、割と突撃するタイプの私をうまーくうまーく、我慢づよーく粘りづよーく操作してくれる。
自分で言うのもなんだけど、私は大体先に不満やネガティブ感想が先行するか、気に入ったら急にスーパーハピネスが大爆発するという、極端なタイプだと思うので、わかりやすいと言えばそうだけど、同時に扱いにくさも結構あると思うの。
だけど根気強く付き合ってくれる。
もちろん私はそれに甘んじることなく常々反省したり、感謝する気持ちを忘れてはならないのだけど、主人も主人でそりゃぱーふぇくとめぁんではないので、ところどころを私が補っているところもきっとあると思う。
お互いに意味合いを持って存在してる。

ゆうらり、ゆらり
これからもデコボコ道を走ったり、たらりたらり寄り道したり、一緒にいろんなこと見ようね!