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ざっくばらん手記「ばんびじゃーなる」

頂、イタダキマス

街中は嵐で溢れている。

インフルエンザ休暇明けの昨日、出社して改札を通った時にエアライン会社の広告が目に入り、素直にそう思った。

彼らは、今や日本を代表すると言ってもきっと過言ではない。

 

私のじゃにオタっ気は、何を隠そう彼ら嵐から始まった。

ボストンに住んでいた頃、週一で通っていた日本人学校で仲のよかった子がにのちゃんが好きで、その影響で初めてジャニーズに触れた。

かっこいいとされる男の子を好きになると言うことは最初はとても恥ずかしかったけれど、いつのまにか抵抗もなくなり、帰国してもそのまま彼らを追うようになっていた。

わたしが昔に知っていたなよなよとした男の子五人組はいつのまにかどっしりと構えた男性五人組になり、私も年を取り、大好きだったアイドルたちが脱退しようと結婚しようと、そりゃそうだ、彼らだって人間だものとすんなり受け入れられるようになった。

 

どんなに崇められても、どんなに稼いでいようと、彼らも我々と同じ人間である。

やりたくないことや、面白くないことだっていくらでもあるだろう。

理不尽な言われようや、意味のない笑顔だって腐るほどあっただろう。

勤続20年。それがどんなにすごいことなのか。

誰一人として欠けずここまでやってきて、あと残りの期間は(も)全力疾走し続けますと公に誓った。

ファンのみなさまには、どうか彼らの全うする姿を見守れることをぜひ喜んでほしいと思う。

不祥事でもない、スキャンダルでもない、設定されたその日付を迎えるまで、彼らはあなただけの嵐だよ。

 

彼らがくるくるとターンすれば、きらきらと何かが舞う。

目に見えない何かが、目に見えている気になる。

特別入れ込んでいるわけでもないのに、何より五人でいる姿を見るのが好きだった。

熱心に追っかけていない人でも好きになっちゃう。それが彼らの何よりの魅力だと思う。

 

不変的なものなんて無い。

それを体現していくのって、かっこいいよね。